4月になって2023年度のアップグレードポイントが利用できるようになりました!
アップグレードポイントは、上級会員向けにもらえるお小遣い的なポイントですが、割と存在を忘れがち。
アップグレードポイントって何に使えるんだったっけ?
ということで、改めてアップグレードポイントの仕組みや使い道についてまとめてみました。
ANAアップグレードポイントとは?1ポイント=1,000円以上の価値のポイント
アップグレードポイントは、1年間のANAグループ便の搭乗実績に応じてたまるポイントのこと。
すべての人につくポイントではなく、ANAの上級ステイタス会員・プレミアムメンバーのみたまるポイントです。
上級会員向けの「搭乗お礼ポイント 兼 お小遣い」という感じですね。
たまったアップグレードポイントは翌年度使うことができて、有効期限は1年間です。
毎年3月末に有効期限が来て自動消滅します。
アップグレードポイント付与対象の人だと、ANAのWebサイトにログインすると、マイレージやプレミアムポイントの横にアップグレードポイントの欄があると思います。
残高や履歴もここから見れます。
気づいたら、付与されている感じですが、付与基準や付与タイミングがあります
アップグレードポイントの付与基準や付与タイミングは?
アップグレードポイントは、毎年1月1日~12月31日の搭乗実績を元に計算して、毎年2月ごろ付与されます。
アップグレードポイントの算出基準は、2つあります
1つは1年間にたまった「プレミアムポイント基準」(変動制)。
もう1つは、「SFC会員のANAのステイタス基準」(一律)です。
2つの基準で算出された合計で、翌年度使えるアップグレードポイント数が決まります。
SFC会員のANAのステイタスで付与されるアップグレードポイントは、4ポイント固定。
なので、アップグレードポイントを多くためようと思ったら、プレミアムポイントの獲得が必要=ANA便への搭乗が多く必要になります。
プレミアムポイントが多いほど、追加のアップグレードポイントがあります
プレミアムポイント基準にアップグレードポイントを付与
プレミアムポイント数でのアップグレードポイントの算出基準はこちら。
1年間全くANA便に乗らなければ、アップグレードポイントは、0ポイント。
また、特典航空券などプレミアムポイント加算がないANA便の搭乗ばかりだと、プレミアムポイントが加算されない=アップグレードポイントはたまりません。
一方、1回でもプレミアムポイントが積算されるANA便に乗れば、4ポイントですね。
ステイタス維持するプレミアムポイントを獲得した場合は、
- ANAブロンズ:10ポイント
- ANAプラチナ:20ポイント
- ANAダイヤモンド:40ポイント
アップグレードポイントが付与されます。
なお、上限はあって、搭乗実績が多くても、最大でもアップグレードポイントの付与は、100ポイントまでです。
ANAのステイタス基準でアップグレードポイントを付与
もう1つの基準は、「ANAのステイタス」。
1年間の搭乗でANAダイヤモンド、ANAプラチナ、ANAブロンズに到達した人のうち、SFC会員でもある人には、一律4ポイント付与されます。
ANAブロンズ以上になったSFC会員向けの”おめでとうポイント”ですね
アップグレードポイントの付与は毎年2月ごろ。
アップグレードポイントは、毎年2月ごろに付与されます。(2024年度分はまだみたいですが)
口座を見ると2023年度分は2月1日に付与されてました。
2022年は比較的ANA便にも乗ったつもりだったのですが、特典航空券やツアーでの搭乗が多かったので、
- プレミアムポイント基準だと「1~9,999プレミアムポイント」で4ポイント
- ステイタス基準だと平のSFC会員で追加ポイントなし
だったので、2023年に使えるアップグレードポイントは合計4ポイントでした。
期限が近づいたアップグレードポイントを持っている場合は、リマインダーが来る
アップグレードポイントが使えるのは、対象年度の間のみ。
なので、2022年度分は、2023年3月末になると消えてしまうので、消える前に使わないといけません。
2021年度の時のメールですが、こんな感じで、期限が近づくとリマインダーをもらえます
消えちゃうのはもったいないので、使わないとですね。
使い道にもよりますが、アップグレードポイント1ポイント=1,000円以上の価値になります。
アップグレードポイントの使い道は?
アップグレードポイントは、以下の3つのサービスに利用できます。
- 座席のアップグレード
- ラウンジの利用
- SKYコインへの交換
の3つあります。
が、利用条件や利用する機会がなくて、割と私は毎年使いこなせず、消去法でSKYコインになりがちです
アップグレードポイントの利用条件について、見てみましょう。
座席のアップグレード
座席のアップグレードは、ANA便搭乗時に予約した座席よりも上位クラスにアップグレードできるサービス。
- 国内線・国際線の対象運賃で利用OK
- アップグレードする前後の座席や路線によって、必要なポイント数が異なる
- 利用できるのは、アップグレードポイントを持っている人本人か、
特典利用者登録されている2等親以内の人
という利用条件になっています。
国際線のアプグレード
多分1番お得な使い道は、「国際線のアップグレード」。
エコノミー→ファーストの飛び級はNGですが、エコノミー席→プレエコ席やエコノミー席→ビジネス席、ビジネス席→ファーストクラスと上位のクラスにアップグレードできます。
- 対象となるのは、ANA便名のANA運航便の対象運賃。
ツアー(包括旅行運賃)や特典航空券はアップグレードNG - 必要なアップグレードポイントは、4ポイント~。座席、路線によって異なる
- 搭乗日の355日前~出発時刻の24時間前まで事前予約OK
- 当日空席があれば、空港でアップグレードOK
国際線アップグレードは、アップグレードポイントが多く必要になるのと、アップグレードできる対象チケットが限定的なので、なかなか使いづらいです。
また、アップグレードできる運賃クラスが限られているので、難しいところです。
1ポイント=数万円以上の価値になることもあるので、ぜひ使いたいところなのですが、、
国内線のアップグレード
一方運賃条件が少ないのは、「国内線のアップグレード」。
普通席からプレミアムクラスに、一律4ポイントでアップグレードできます。
アップグレードできるタイミングはチケットによって異なります。
- 国内線の購入チケット、特典航空券:2日前~搭乗の20分前まで事前アップグレードOK
- 包括旅行運賃(ツアーや団体旅行):当日空席があれば、空港でアップグレードOK
長距離路線だと普通席とプレミアムクラスとで3万円以上差があることもあるので、1ポイント=1万円以上の価値になることもあります。
ネックになるのは、プレミアムクラスの空席。
みんな考えることは同じで、長距離路線だとプレミアムクラスの空席がなく、アップグレードしたくてもできないこともあります。
ANAラウンジ
ANAラウンジの入室にアップグレードポイントを使うことができます。
ただ、SFC、ANAプラチナ、ANAダイヤモンドステータス持ちの人は、アップグレードポイントを使わなくても、本人+同行者1人までラウンジを利用できます。
なので、ラウンジでのアップグレードポイントの使い道としては、2人~4人目の同伴者と一緒にラウンジ利用する場合や、アップグレードポイントを持っていない2等親以内の人だけでラウンジを使う場合ですね。
利用できるラウンジは、アップグレードポイントを持っている人が利用できるラウンジです。
入室権限を越えたラウンジは利用できません。
アップグレードをラウンジで使う場合の利用条件はこちら。
国内線と国際線とで異なります。
- 国内線はANAグループ便とコードシェア便搭乗時に利用OK
利用できるのは、アップグレードポイントを持っている本人か、
特典利用者登録されている2等親以内の人 - 国際線はANAグループ便とスターアライアンス便搭乗時に利用OK
利用できるのは、アップグレードポイントを持っている本人のみ - ANAのステイタスや利用するラウンジによって、必要なポイント数が異なる
国内線は、2等親以内の人でも利用できます。
一律1人あたり2ポイントです。
ラウンジの種類 | ANA ダイヤモンド | ANA プラチナ | ANA ブロンズ | SFC |
---|---|---|---|---|
ANA SUITE LOUNGE | 2ポイント | ×権限なし | ×権限なし | ×権限なし |
ANA LOUNGE | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント |
ANA ARRIVAL LOUNGE ※成田出発時のみ | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント |
セントレアエアラインラウンジ | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント |
宮崎空港「ラウンジ大淀」 | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント | 2ポイント |
ANA ARRIVAL LOUNGE ※到着時 | ×利用不可 | ×権限なし | ×権限なし | ×権限なし |
熊本空港「ASO」 | ×利用不可 | ×利用不可 | ×権限なし | ×利用不可 |
国際線は、2等親以内の人のみでは利用できません。
プラチナ以上の人で同行者が多い時に利用できます。
ラウンジの種類 | ANA ダイヤモンド | ANA プラチナ | ANA ブロンズ | SFC |
---|---|---|---|---|
ANA SUITE LOUNGE | 4ポイント | ×権限なし | ×権限なし | ×権限なし |
ANA LOUNGE | 3ポイント | 3ポイント | ×利用不可 | ×利用不可 |
スターアライアンスラウンジ | ×利用不可 | ×利用不可 | ×権限なし | ×利用不可 |
ANA ARRIVAL LOUNGE | ×利用不可 | ×利用不可 | ×権限なし | ×権限なし |
ANA SUITE LOUNGEは1人あたり4ポイント、ANA LOUNGEは1人あたり3ポイント。
スターアライアンス各社のラウンジは利用不可になっています。
ANAの有料ラウンジサービスを使うと、国内線のANAラウンジは1人3,000円。
国際線のANAラウンジだと事前予約で1人4,000円、当日だと1人6,000円。
なので、1ポイント=1,500円以上の価値になりますね
ANA SKYコインへ交換
アップグレードポイントは、SKYコインに交換できます。
交換レートは、1ポイント=1,000コイン。
SKYコインは1ポイント=1円として利用できるので、1ポイント=1,000円の価値ということになりますね。
アップグレードやラウンジで使えなかった場合の救済措置というイメージ。
私は大抵毎年使う当てがなく、ANA SKYコインに変わっています。とほほ
まとめ
ANAのアップグレードポイントについてでした。
2023年度分のアップグレードポイントも使うタイミングがなく、ANA SKYコインになりそう。
2024年3月末までの有効期限なので、利用をお忘れなく。
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