旅する人を応援する”サポート旅”。
我が家も脳卒中の後遺症がある母を”サポート”しながら、旅行しています。
ベトナム航空に母と搭乗した際、車いすサポートにお世話になりました。
ベトナム航空に搭乗する際、車いすサポートをリクエストする方法についてです。
日本語で電話予約ができます
海外の空港では英語でのやりとりが必要です
ベトナム航空搭乗時の車いすサポート
ベトナム航空では、病気やケガ、小さなお子様連れの方向けに、飛行機搭乗時にサポートをしてくれます。
ホーチミンやハノイの空港は広く、また、到着時にバス移動になることがあります。
階段の上り下りが難しい場合は、リクエストしておくと安心です
空港や飛行機の中でサポートしてもらえる内容は、ベトナム航空のWebサイトに日本語で特別サイトがあります。
ベトナム航空に母と搭乗した際、車いすサポートにお世話になりました
ベトナム航空便で車いすサポートを受けるには、ベトナム航空便のチケットを予約・購入した後に手続きが必要です。
- チケットを購入した後~出発48時間前まで::サポートの事前申し込み
- ベトナム航空便に乗る当日:空港のチェックインカウンターでサポートの手続き
と、両方で手続きが必要です。
流れに沿って必要な手続きを見てきましょう!
車いすサポートのリクエストが必要。
まずは、【出発の48時間前までにやること】です。
ベトナム航空の場合は、
- ベトナム航空公式WEB・アプリからチケットを予約・購入した場合
- 旅行会社を通じてベトナム航空のチケットを予約・購入した場合 ※ツアー含む
で予約方法が異なります。
ベトナム航空公式WEB・アプリからチケット予約・購入した場合は、電話でベトナム航空のコンタクトセンターに車いすサポートをリクエストします。
旅行会社を通じて予約した場合は、旅行会社に相談すると、旅行会社から車いすサポートのリクエスト手続きをしてくれます。
以前、JTBから予約したときは、JTBのスタッフさんがベトナム航空にリクエストを出してくれました。
歩行能力や、持ち込む医療機器があるかなどの情報伝達は必要です。
電話で車いすサポートを申し込む方法
ここからは、自分で公式からチケット予約した場合の手続きとして、私がやったことです
自分で公式からチケット予約した場合、
- サポートに必要になる情報を準備する
- 予約センターに電話をかけて、車いすサポートをリクエストする
- 当日の流れを確認する
という流れで車いすサポートをリクエストします。
Webでも車いすサポートの受付ページがあるのですが、サポートが必要な人の歩行状況や病気などの確認が必要なため、電話でのリクエストのみに限定しているとのことでした。
必要な情報を整理
まず、予約センターに電話をかける前に、あらかじめ必要となる情報を整理しておきましょう。
必要になる情報は、こちら。
- 予約番号(アルファベット)
- 乗る予定のベトナム航空便の情報
搭乗日、搭乗便名(VN○○)、出発地・到着地、乗り継ぎの有無 - 車いすサポートが必要な理由
- 車いすサポートが必要な人の情報
氏名・歩行能力・必要なサポート内容 - 手荷物として車いすの情報
電動・手動、サイズ、折りたたみ可否など - 持ち込む医療機器の情報
ベトナム航空便の情報は、Webサイトで予約した場合は、予約・購入後に送信されているメールを見るとわかりやすいです。
予約・購入時に登録のメールアドレスに予約内容が送信されていると思います
歩行能力や運動能力については、その場で答えられると思いますが、車いすや医療機器については記憶していないこともあると思うので、あらかじめ調べておきましょう。
ベトナム航空のコンタクトセンターに電話をかけてリクエストする
情報の準備が整ったら、ベトナム航空のコンタクトセンターに電話をかけましょう。
出発の48時間前までリクエスト受付してもらえますが、平日・日中のみの窓口なので、早めに連絡した方がよいです。
特に連休明けや月曜日は混雑していて、つながりにくいみたいです
ベトナム航空のコンタクトセンターの電話番号は、ベトナム航空のWebに載っています。
日本語の窓口は、[国・都市]を「Japan・東京」で指定して検索すると出てきます。
成田以外の出発の場合でも、同じ電話窓口で受付対応してもらえます。
担当者に車いすサポートのリクエストと必要情報を伝達
担当者の方に電話がつながったら、「ベトナム航空に搭乗する際に、車いすサポートをお願いしたい」と伝えると、必要情報の確認が始まります。
まず初めに、「チケット購入方法とチケット情報の確認」があります。
コンタクトセンターで受付しているのは、「ベトナム航空のWebサイト・アプリから購入した場合のみ」です。
予約番号を伝えて予約情報が確認できたら、車いすサポートに必要な情報の確認がスタートします。
往復便まとめて予約している場合は、1つの予約番号で両経路ともにサポートリクエストできます。
- 予約番号(アルファベット)
- 乗る予定のベトナム航空便の情報
搭乗日、搭乗便名(VN○○)、出発地・到着地、乗り継ぎの有無 - 車いすサポートが必要な理由
- 車いすサポートが必要な人の情報
氏名・歩行能力・同行者の介助範囲 - 手荷物として車いすの情報
電動・手動、サイズ、折りたたみ可否など - 持ち込む医療機器の情報
足りない情報があったら、コンタクトセンターの方がゆっくり丁寧に聞き取りしてくださいます
担当者の方とはいろいろ質問のやりとりがあったのですが、まとめると
・脳出血の後遺症で右半身にマヒがあるため、長距離や階段の歩行が難しい
・杖を使って、自分自身で短距離は歩行できる
・機内の移動やボーディングブリッジと飛行機の間の段差はまたぐことができる
・車いすは荷物として預けない
というようにお伝えしました。
搭乗日当日のサポート内容・範囲と流れの確認を
お伝えした情報を元に、当日空港でサポートしてもらえる内容・範囲の確認と手続きの流れについて案内があります。
私たちの場合は、
・サポート範囲は、往復ともに
出発空港:チェックインカウンター~飛行機の入り口まで
到着空港:飛行機の出入り口~到着ロビーまで
・手荷物に車いすは預けない
・当日はチェックインカウンターへ
カウンターは3時間前からオープン、2時間前の手続きでOK
・eチケット控えを改めてメールで送る
となりました。
特にチェックインカウンターに行く目安時間は、間違えないようにメモしておくことをおすすめします。
電話でのやりとりが終了した後、しばらくしたらメールでeチケットが添付されたメールが送られてきました。
メールに添付のeチケット自体は変更された部分がなさそうでしたが、メール本文の特別リクエストの部分に、今回依頼した車いすサポートの内容が追記されていました。
メール本文の[旅程を印刷]ボタンから印刷して、持参しました
これで【出発前の手続きは終わり】です。
車いすサポート利用時には、オンラインチェックイン不可
ベトナム航空は、通常だとオンラインチェックインできるのですが、車いすサポート利用時には、オンラインチェックインは利用できません。
一緒にチケットをとっていると同行者もすべてオンラインチェックインはできません。
当日、リクエスト時に確認した時間にチェックインカウンターに行きましょう。
搭乗当日はスタッフの方がいるチェックインカウンターへ。
続いて、【搭乗日当日にやること】です。
時間は目安です。
場所 | 目安時間 | やること |
---|---|---|
【出発空港】チェックインカウンター ※空港によってスペシャルアシスタントカウンターあり | 出発の2時間前まで | 車いすサポートの手続き 車いすを預ける |
【出発空港】保安検査 ※空港によって優先レーンあり | 出発の1時間まで | 手荷物やボディチェック |
【出発空港】出国審査 ※空港によって優先レーンあり | 出発の1時間まで | 出国審査 |
【出発空港】搭乗ゲート | 出発の1時間~30分前 | 優先搭乗で1番最初に飛行機に乗る |
【到着空港】到着スポット | ー | 1番最後に飛行機を降りる |
【到着空港】検疫・入国審査 ※空港によって優先レーンあり | ー | 検疫・入国審査 |
【到着空港】手荷物受取 | ー | 手荷物受取って、到着ロビーへ |
チェックインカウンターで手続きが必要
チェックインカウンターで手続きが必要です。
必ずスタッフの方がいるチェックインカウンターに行きましょう。
空港によっては、スペシャルアシスタントカウンターがあります
チェックインカウンターで、「車いすの予約をしています」と伝えると、搭乗手続きとともに車いすサポートの準備をしていただけます。
日本の空港内は日本語対応OK。
ベトナムの空港出発時は、英語でのやりとりになります。
カウンターで、サポート内容を再確認
チェックインカウンターでは、車いすサポート予約時に登録した情報の再確認がメインで、サポートの説明があります。
- 必要なサポート内容の再確認
- サポートが必要な理由や当日の体調の確認
- 介助者の確認
- 自分の車いすを預ける ※手荷物として預ける場合のみ
- ベトナム or 空港の車いすの貸出
- 搭乗までの流れ・アシスタントスタッフとの待ち合わせ場所・時刻の案内
などをチェックインカウンターのスタッフと情報共有します。
基本的にはチェックインカウンターからスペシャルアシスタントスタッフがサポート
基本的に、チェックインカウンターからスペシャルアシスタントが付いてくれて、ゲートへ直行します。
ゲートへの移動中、立ち寄りたい場所があれば、カウンターのスタッフやスペシャルアシスタントに相談します。
ホーチミン出発時は、出発時間までラウンジで待てるか相談しました
日本の空港出発時だと、同行者のみで移動して、ゲートやラウンジで待ち合わせ、となることもあります。
サポート対象は、本人+介助者1人の2人が原則。
車いすサポートでの優先搭乗や優先保安検査場の利用は、「原則:本人+介助者1人」となっています。
そのため、3人以上のグループの場合は、介助者が誰か確認されることがあります。
介助者には、メインで介助する人を申告してください。
介助者以外の同行者は、一般ルートになります。
経路が分かれてしまうので、連絡が取れるようにしておくか、待ち合わせ時間・場所を決めておくと安心です。
混雑状況や同行者の人数・構成によって、2人以上で対応してもらえる場合もあります。
その場のスタッフの指示に従ってください。
搭乗は1番最初・降機は1番最後が一般的
飛行機への搭乗の順番は、車いすサポートを利用する方は、
・飛行機に乗るのは、1番最初
・飛行機から降りるのは、1番最後
に案内されます。
飛行機内は、日本発着便だと日本語が話せるCAさんが搭乗している場合があります。
到着後は、希望の場所まで車いす移動をお手伝いいただけます
まとめ
ベトナム航空に搭乗する際、車いすサポートをリクエストする方法についてでした。
日本発ベトナム到着便は、ベトナムの空港でバス移動になることが多く、階段の上り下りが難しい方は車いすサポートをお願いしておくことをおすすめします。
電話でのリクエストが必要なので、早めの連絡を。
日本のコールセンターがあるので、日本語で対応してもらえます。
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