旅する人を応援するサポート旅。
我が家も脳卒中の後遺症がある母をサポートしながら、旅行しています。
今回は、チャイナエアラインに乗るときに、車いすサポートをリクエストする方法について。
車いすサポートは事前に予約が必要なのですが、チャイナエアラインの場合は、電話のほかWEBやアプリからでも受け付けています。
海外の空港では英語でのやりとりが必要ですが、事前予約・日本の空港では日本語でOKです
チャイナエアライン便で車いすサポートを受けるには?
チャイナエアラインでは、病気やケガ、小さなお子様連れの方向けに、飛行機搭乗時にサポートをしてくれます。
空港や飛行機の中でサポートしてもらえる内容は、チャイナエアラインのWebサイトに日本語で特別サイトがあります。
長距離の歩行や階段の昇り降りが難しい人向けには、車いすサポートが提供されています
チャイナエアライン便で車いすサポートを受けるには、チケットを予約・購入した後に手続きが必要です。
- チケットを購入した後~出発前日まで:サポートの事前申し込み
- チャイナエアライン便に乗る当日:空港のチェックインカウンターでサポートの手続き
と、両方で手続きが必要です。
流れに沿って必要な手続きを見てきましょう!
事前に車いすサポートのリクエストが必要
まずは、【出発前日までにやること】です。
チャイナエアラインでは、車いすサポートをリクエストを利用するには、事前に申し込みが必要です。
チャイナエアラインでは、車いすサポートを利用していても、オンラインチェックインができます。
オンラインチェックインは必須ではありませんが、空港での手続きが短くなるので事前にやっておくことをおすすめします。
公式WEBやアプリから購入した場合は、WEB・アプリ、電話で予約できる
個人でチャイナエアラインのWEBやアプリからチケットを購入した場合は、
- チャイナエアラインのWEB
- チャイナエアラインのアプリ
- チャイナエアラインの電話窓口
で予約することができます。
チケット購入後すぐ~オンラインチェックイン時にWEBやアプリから手続きできるので、車いすサポートの予約がしやすいです。
電話窓口でのリクエストの場合も受け付けています。
電話でリクエストしたことはないのですが、チャイナエアラインは本拠地の台湾のほか、日本拠点があるので、日本語で対応してもらえると思います。
旅行会社から予約した場合は、旅行会社を通じて依頼できる場合あり
旅行会社を通して予約したツアーでチャイナエアライン便に乗る予定の場合は、旅行会社からチャイナエアラインに車いすサポートの手配をしてくれることが多いです。
以前、JTBのダイナミックパッケージで台北に行った際、JTBの店舗でツアー予約・支払いをしたので、担当スタッフの方に行き帰りの飛行機の車いすサポートの予約をしてもらいました。
担当スタッフや窓口に相談してみてください。
WEBで母の車いすサポートを予約して、セントレア⇔台北・桃園空港の往復便で利用させて利用させてもらいました。
前日までの予約方法や当日の流れを紹介します。
WEBから車いすサポートを申し込む方法
WEBから車いすサポートを申し込むのに必要な情報はこちら。
・予約情報(アルファベットの姓名、予約番号/E-チケット番号)
PCやスマホでチャイナエアラインの車いすサポート予約サイトを開きます。
予約完了画面や予約管理画面の[車椅子サービス]からでも開くことができます。
上から順に情報を入力していきます。
①予約情報:姓名(アルファベット)と予約番号を入力する
②ポリシーチェック:プライバシーポリシーと注意事項を読んで、同意できればチェックを入れる
③文字認証CAPTCHA:表示された文字を入力して[Check]ボタンを押す
④[次へ]ボタンを押す
①~③の入力が正しいと、④の[次へ]ボタンが押せるようになります。
予約情報と車いすサポートの登録内容が開きます。
複数人分のチケットを一緒に購入した場合は、同行者の情報も表示されていると思います。
車いすサポートの予約前の登録内容は、
・必要とするサポートのタイプ:なし
・お預けになる車いすのタイプ:なし
になっています。
画面に車いすサポートが必要な人の情報が表示されていることを確認して、[変更する]ボタンを押します。
[変更する]ボタンを押すと、搭乗者氏名の下の欄のサポートタイプ・車いすタイプの欄をプルダウンで選べるようになります。
まず、「必要なサポートタイプ」をプルダウンの選択肢から選びます。
必要なサポートタイプの選択肢は4つ。
上から下に行くにつれて、サポート内容が増えます。
・なし
・階段の昇り降りはできるが、空港内で長距離歩くには支援が必要
・機内は歩行可能だが、階段の昇り降りおよび空港内は支援が必要
・歩行できず、機内および空港内で支援が必要
続いて、「預ける車いすタイプ」を選びます。
選択肢は4つ。
電動車椅子かどうか、電動車椅子の場合はバッテリーの電池の種類が何かで分類されています。
・なし
・防漏型電池を装備した車椅子
・非防漏型電池を装備した車椅子
・リチウム金属電池/リチウム電池を装備した車椅子
・自走式車椅子
複数フライトを同時に予約した場合に、同じ車いすサポートを利用する場合には、「指定したすべてのフライトに追加/更新を適用する」のチェックボックスにチェックを入れます。
登録内容に問題なければ、[確定する]ボタンを押します。
これで、WEBでの車いすサポートの登録が完了しました!
搭乗当日はスタッフの方がいるチェックインカウンターへ。
続いて、【搭乗日当日にやること】です。
時間は目安です。
場所 | 目安時間 | やること |
---|---|---|
【出発空港】チェックインカウンター ※空港によってスペシャルアシスタントカウンターあり | 出発の2時間前まで | 車いすサポートの手続き 車いすを預ける |
【出発空港】保安検査 ※空港によって優先レーンあり | 出発の1時間まで | 手荷物やボディチェック |
【出発空港】出国審査 ※空港によって優先レーンあり | 出発の1時間まで | 出国審査 |
【出発空港】搭乗ゲート | 出発の1時間~30分前 | 優先搭乗で1番最初に飛行機に乗る |
【到着空港】到着スポット | ー | 1番最後に飛行機を降りる |
【到着空港】検疫・入国審査 ※空港によって優先レーンあり | ー | 検疫・入国審査 |
【到着空港】手荷物受取 | ー | 手荷物受取って、到着ロビーへ |
搭乗当日は、チェックインカウンターで車いすサポートの手続きをして、サポートしてくれるスペシャルアシスタントの方と搭乗ゲートに向かいます。
チェックインカウンターで到着空港でのサポートをお願いすれば、飛行機を降りた後も車いすサポートを利用できます。
空港によってはスペシャルアシスタントのカウンターが設置されている
まず、搭乗日当日空港に着いたら、チャイナエアラインのチェックインカウンターに行きましょう。
必ず「スタッフがいるチェックインカウンター」で手続きが必要です。
オンラインチェックインや自動チェックイン機で搭乗手続きした場合も、有人チェックインカウンターに立ち寄ってください。
空港によっては、「スペシャルアシスタント専用のチェックインカウンター」があります。
車いすサポートが必要な人のほか、小さなお子様連れの人や妊娠中の人などお手伝いが必要な人向けのチェックインカウンターです。
「車いすを予約しています」”I’m booking wheelchair”と伝えるとスペシャルアシスタントカウンターを利用できます
e-ticketに印字されている場合は、指し示すとわかりやすいです(たまに印字されていないこともあるので、毎回は使えるわけではないのですが。。)
台北・桃園国際空港T2:12番カウンター
台北・桃園国際空港の第2ターミナルの場合は、「12番カウンター」の保安検査場よりの6~8カウンターがスペシャルアシスタント専用のチェックインカウンターになっていました。
※2023年7月当時
12番カウンターは、3F出発ロビーの中央左側にあります。
中央案内所挟んで右側が14番カウンター、左側が13番カウンターなので、12番カウンターはほぼ中央にあります
チェックインカウンターで、サポート内容を再確認
チェックインカウンターでは、車いすサポート予約時に登録した情報の再確認がメインで、サポートの説明があります。
- 必要なサポート内容の再確認
- サポートが必要な理由や当日の体調の確認
- 介助者の確認
- 自分の車いすを預ける ※手荷物として預ける場合のみ
- チャイナエアライン or 空港の車いすの貸出
- 搭乗までの流れ・アシスタントスタッフとの待ち合わせ場所・時刻の案内
などをチェックインカウンターのスタッフと情報共有します。
日本の空港では日本語対応OKですが、海外空港では英語でのやりとりになります。
サポート対象は、本人+介助者1人の2人が原則。
車いすサポートでの優先搭乗や優先保安検査場の利用は、「原則:本人+介助者1人」となっています。
そのため、3人以上のグループの場合は、介助者を誰にするか確認されることがあります。
介助者には、メインで介助する人を申告してください。
介助者以外の同行者は、一般ルートになります。
ゲートまでの経路が分かれてしまうので、連絡が取れるようにしておくか、待ち合わせ時間・場所を決めておくと安心です。
ただし、混雑状況や同行者の人数・構成によって、2人以上対応してもらえる場合もあります。
その場のスタッフの指示に従ってください。
基本的にはチェックインカウンターからスペシャルアシスタントスタッフがサポート
基本的に、チェックインカウンターからスペシャルアシスタントが付いてくれます。
すぐに保安検査場に向かわず、セキュリティエリア外で食事や買い物をしたい場合は、チェックインカウンタースタッフに相談すると、待ち合わせ時間を調整してくれます。
日本発・同行者がいる場合は、ゲートやラウンジ待ち合わせにすることも
日本出発の場合は例外もあって、スペシャルアシスタントスタッフのサポートをチェックインカウンターから必要とするか、搭乗ゲートからのサポートのみでよいか、確認されることがあります。
同行者が車いすを押して移動できる場合は、搭乗ゲートやラウンジでの待ち合わせすることもできます。
セントレア出発時は、ゲートまでは家族で車いすを押していき、搭乗ゲートからスペシャルアシスタントの方にお手伝いをお願いしました。
カウンターで、目印のシールを受け取りました。
「服やカバンなどのわかりやすいところに、シールをはっておいてください」とチェックインカウンターの言われました。
待ち合わせの目印になります!
搭乗は1番最初・降機は1番最後が一般的
飛行機への搭乗の順番は、車いすサポートを利用する方は、
・飛行機に乗るのは、1番最初
・飛行機から降りるのは、1番最後
に案内されます。
スペシャルアシスタントスタッフやCAさんの指示で移動しましょう
出発時
搭乗の準備ができたら、順次搭乗案内があります。
ボーディングブリッジついているゲートの場合は、車いすに乗ったまま飛行機の入り口付近まで移動します。
バスゲートの場合や、飛行機の入り口の段差の移動が自力で難しい場合は、昇降機での移動になることがあります。
到着時
到着空港に車いすサポートをお願いしている場合は、飛行機の近くに車いすを用意してくれています。
ゲートから検疫・入国審査場への距離が長い場合は、車に乗り換えることがあります。(乗り換えが難しそうな場合は、車いすのままだと思います)
タクシー乗り場やツアーの集合場所など、空港内の希望の場所まで移動をサポートをお願いすることができます。
私たちはSIM受取や抽選をする予定だったので、桃園T2では到着ロビーでお別れしました
まとめ
チャイナエアラインに乗るときに、車いすサポートをリクエストする方法についてでした。
チャイナエアラインの車いすサポートの予約はWEBやアプリから日本語で手続きできます。
JALやANAなど国内線で車いすサポートを利用したことがある人は、だいたい同じです。
前日までに予約、当日はチェックインカウンターで手続きが必要です。
日本発便はチェックインカウンターでも日本語で対応OKですが、台湾発便だと英語でのやりとりになるので、特別伝えておきたことがある場合は、事前に整理しておきましょう。
ご自分の体調・体力と相談して、ケガのないよう旅してくださいね。
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