台湾の入国カードは、事前にWebでオンライン申請OK。

すごく時間短縮になるわけではないですが、自宅で落ち着いて申請できるので楽ちんです!
台湾のオンライン入国申請方法についてです。
台湾の入国カードは、オンライン申請できる!オンライン申請方法は?
台湾の入国審査で必要になる入国カード。
台湾行きの飛行機内か、入国審査場前で紙の入国カードに自身で記入が必要です。

この紙の入国カードの記入は、オンライン申請で済ませることもできます
たいていの日本パスポートを持っている人は、オンライン申請対象。
台湾入国カードのオンライン申請は、中華民国内政部移民署のWebサイトから申請できます。
申請Webサイトは日本語対応もしているので、わかりやすいです。
入国カードのオンライン申請をしておけば、
・オンライン申請後、印刷やスクリーンショットの保存は不要
・紙の入国カードの記入は不要
と、台湾到着後、飛行機を降りたあと、入国審査にそのまま向かえばOK。

飛行機の中でペンがない!と慌てたり、入国審査前で急いで入国カードを書く必要はありません
オンラインの入国申請方法
オンラインの入国申請に必要な情報は、こちら。
・パソコン
・渡航する人の情報(氏名、生年月日、出生国、性別、職業)
・パスポート・ビザの情報
・台湾到着・出発のフライト便名・日程
・台湾での滞在情報(滞在県、ホテル名)
・連絡先(電話番号、メールアドレス)
ほぼ紙の入国カードで必要な情報と同じです。
オンライン申請だと、連絡先情報が必要になります。
紙の入国カードは1枚・片面のみですが、Web申請はページが5つに分かれていて、全部で5ページ(5STEP)あります。
申請方法は2つあって、
とあります。
新規で入力して申請する場合
初めてオンライン申請する場合は、こちら。
まず、PC・スマホでオンライン申請のWebサイトを開きます。
オンライン申請の入力フォームは、【中国語・日本語・韓国語の入力フォーム】と「英語の入力フォーム】とあります。

ここでは、【中国語・日本語・韓国語の入力フォーム】で説明していきます
入力欄の2つめの項目が日本語表記のようですが、中国語表記でも漢字なので大体わかるかと思います。
入力項目の頭に[*]がついている欄は、入力必須項目です。
STEP1
まず、STEP1。

入力項目 | 入力内容 | 入力例 |
---|---|---|
氏 | アルファベットで入力 | |
名 | アルファベットで入力 | |
ミドルネーム | ミドルネームがなければ入力不要 | |
生年月日 | プルダウンで「年・月・日」を選択 | |
性別 | ラジオボタンで性別を選択 | |
出生地 | Country:プルダウンで「生まれた国」を選択。 City:入力不要 | 日本なら「JAPAN」 Cityは空白 |
STEP1は、入力に悩むところはないかなと思います。
入力したら、[NEXT]ボタンを押してSTEP2に進みます。
STEP2
STEP2は、パスポートやビザの情報を入力します。

入力項目 | 入力内容 | 入力例 |
---|---|---|
国名 | プルダウンで「パスポート発行国」を選択。 | 日本なら「JAPAN」 |
旅券番号 | パスポート番号を入力 | |
ビザの種類 | ビザの種類をプルダウンで選択 | 「Visa-Exempt」 |
ビザ番号 | ビザの番号を入力 |
STEP2で悩みそうなのは、ビザの種類。
日本パスポート保有者の観光目的の短期滞在の場合、ビザは不要なので、「Visa-Exempt」でOKです。
ビジネスや留学などビザを発行している場合は、ビザの種類を選択・ビザ番号を入力します。
入力が完了したら、[NEXT]ボタンを押してSTEP3に進みます。
STEP3
STEP3では、フライトや滞在日程、旅行目的などを入力します。

入力項目 | 入力内容 | 入力例 |
---|---|---|
入国航空機便名 | 日本→台湾へのフライト便名を入力 | CI150 |
予定入国日 | 台湾到着日をプルダウンで選択 | |
出国予定日 | 台湾出発日をプルダウンで選択 | |
出国航空機便名 | 台湾→日本へのフライト便名を入力 | CI151 |
旅行目的 | プルダウンで選択 | 旅行なら「3.観光」 |
職業 | プルダウンで選択 |
1番悩むのは、職業かなと思います。
オンライン申請は、職業の選択肢が職種レベルで細かく細分化されています。
多くの人に当てはまりそうなのは、
・一般的な会社員は「CLERK/EMPLOYEE/STAFF」
・公務員は「GOVERNMENT OFFICER」
・主婦・主夫は「HOUSEWIFE」
・学生・幼稚園・保育園生は「STUDENT/SCHOLAR/PUPIL」
その他、個人事業主や資格職の人は、自分の職種に近い選択肢を選びます。
会社員でも、職種で選んでも誤りではないので、問題ないと思います。
選択肢 | 内容 | 選択肢 | 内容 | 選択肢 | 内容 | 選択肢 | 内容 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ACOUNTANT/ CPA | 会計・税務 | DIVER | 潜水 | LAWYER/ ATTORNEY/ COUNSEL | 法曹関係者 | SECRETARY | 秘書 |
ACTOR/ ENTERTAINER | 俳優・芸能界 | DOCTOR/ DENTIST | 医師 歯科医師 | MECHANIC/ FACTORY WORKER | 工場関係者 | SPECIALIST | 専門家 |
ARMY | 軍隊関係者 自衛隊 | ENGINEEER/ ARCHITECT | 大工 建築関係 | MANUFACTURE WORKER | 製造技術者 | STUDENT/ SCHOLAR/ PUPIL | 学生 保育園・ 幼稚園生 |
ARTIST | 芸術家 | FARMER/ AGRICULTURE | 農業関係 | MUSICIAN | 音楽業界 | TEACHER /EDUCATOR | 教師 教育関係 |
BANKER | 銀行員 | FISHERMAN | 漁業関係 | NURSE | 看護師 | TECHNICIAN | 技術者 |
BUSSINESS/ DIRECTOR/ | 会社役員 | GOVERNMENT OFFICER | 公務員 | PILOT | パイロット | WRITER | 作家 |
CARETAKER | 介護 | HOUSEKEEPER/ HOUSEMAKER | 家事代行業 | PRIEST | 僧侶 牧師、神父 宗教関係者 | NONE | 無職 |
CLERK/ EMPLOYEE/ STAFF | 会社員 | HOUSEWIFE | 主婦 主夫 | PROFESSOR/ LECTURER/ INSTRUCTOR | 大学教授 大学関係者 | OFW | 海運以外の 外国人 労働者 |
CONSULTANT | コンサル | IT | IT関係 | RESERACHER | 研究職 | OTHER | 選択肢以外 |
CREW/ SEAMAN | 航空・海運 ・クルーズ | JOURNALIST/ REPORTER | 報道 マスコミ | SAKESMAN | 営業職 | ||
DIPLOMAT | 外交関係 | LABOR | 海運関係の 外国人 労働者 | SCIENTIST | 科学者 |
ちなみに、紙の入国カードだと選択肢ではなく自由記載なので、会社員なら「OfficeWorker」と記載すればいいかなと思います。
入力が完了したら、[NEXT]ボタンを押してSTEP4に進みます。
STEP4
STEP4では、現住所と台湾での滞在先の情報を入力します。

入力項目 | 入力内容 | 入力例 |
---|---|---|
(日本の)現住所 | プルダウンで「居住国」を選択 | 日本なら「JAPAN」を選択 |
(台湾の)現住所 | ラジオボタンで、滞在場所を選択 | 個人宅に滞在する場合は「Residential Address」 ホテルに滞在する場合は「Hotel Name」 |
「滞在県・都市」をプルダウンで選択 | ||
「住宅住所」か「ホテル名」を入力 |
入力が完了したら、[NEXT]ボタンを押してSTEP5に進みます。
STEP5
STEP5では、連絡先情報を入力します。
これが最後の入力画面です。

携帯電話番号は、日本の番号で入力OKでした。
日本の国際番号コード(81)をつけても、つけなくても入力できました。
メールアドレスは、オンライン申請完了後、メールが送信されるので、確認可能なメールアドレスがよいです。
入力項目 | 入力内容 | 入力例 |
---|---|---|
Cell Phone Number | 携帯電話番号を入力 | 090XXXXXXX 8190XXXXXXXX |
EmailAdress | メールアドレスを入力 | |
Veridation Code | 入力欄の隣に表示されている4桁の数字を入力 |
入力が完了したら、氏名など表示されている情報に誤りがないか確認します。
この画面が最後なので、誤りがあったら、[PREV]ボタンを押して該当ページまで戻り、内容を修正します。
問題なければ、[CONFIRM]ボタンを押して、データを送信します。
申請完了
「Apply Success!」とメッセージが出れば、オンライン申請成功です。

もし、台湾再訪予定があるなら、[Export File]ボタンを押して、データを保存しておきます。

オンライン申請はデータインポートして申請することができるので、次回申請時にちょっと入力が楽になると思います
オンライン申請が完了すると、連絡先に登録したメールアドレスに、申請完了メールが送信されています。

こちらは確認用なので、印刷しなくてもOK、入国審査で提示しなくてもOKです。
前回オンライン申請時のデータがある場合の申請方法
前回オンライン申請時のデータがある場合、データをインポートして入力を簡略化することができます。
申請するWebサイトは、新規で入力するサイトと同じです。
・渡航情報・滞在場所など更新が必要な箇所は修正する必要がある
・入力形式が変更になるとインポートが成功しない場合がある
と必ず内容確認・更新が必要ですが、氏名や国籍など変わらない部分の入力が楽ちんになります。
データはこんな形式の「exportOut.xls」とう名前のエクセルファイル。

[Import]ボタンを押して、対象のエクセルファイルを指定すると、前回入力時の情報がアップロードされます。

インポート後、情報が入っていない部分がありました。
入力が不足している部分や更新が必要な部分は、手入力で補っていけばOKです。
新規同様、申請が完了すると、登録したメールアドレスに申請完了メールが送信されます。
入国審査ではどうする?
入国審査では、パスポートだけ提示します。
入国審査で入国カードを求められたら、「オンライン」と回答すればOK。

2023年8月に台湾に行ったときは、特に入国カードについて聞かれることはありませんでした
パスポート読み取りですぐにチェックできているのかもしれませんね
オンライン申請で入力に誤りがあった場合はどうする?
オンライン申請で入力誤りがあった場合は、正しい内容に訂正して入国申請が必要です。
誤りに気づいた時点によって対応が変わります。
台湾行きの飛行機に乗る前なら、再度オンライン申請をやり直せばOK。
複数同一人物のオンライン申請があった場合、最後に出した申請が”正”として採用されます。
台湾行きの飛行機に乗った後なら、紙の入国カードで申請するのがよいと思います。
記入内容は、オンライン申請にある項目とほぼ同じです。
オンライン申請すべき?
2023年8月に台湾に家族5人で旅行に行った際に、私が家族分まとめてオンライン申請をして、渡航しました。

オンライン申請すべきだったかどうかというと、どちらとも言えない、という感じ
台湾に台風が近づいていたのと、空港で訓練予定があるとのことで、「機内でテーブルが出せる時間が短いかも?」、「通常より到着・入国手続きに時間がかかるかも?」と、オンライン申請しました。
実際には、離陸前に入国カードが配布され、飛行機はほぼシートベルトサインはオフ、予定よりむしろ早く着陸したので、機内・審査場前で十分記載できたかなぁと思います。
短いフライト時間中、入国カードを気にせず、飛行機でゆっくりできたのでよかったかなと思います。
オンライン申請のよいところ
オンライン申請のよいところは、
・事前に日本で申請できる
・家族分代理で入力できる
・パソコン入力文字なので、文字が読み取りにくい心配はない
機内や審査場前で、「泊まるとこどこだっけ?」とか、「ここ何書けばいいの?」というようなやりとりをしなくてもよくなりますし、航空会社によってはWiFiサービスがないので、予約情報などを見れないので、落ち着いて自宅で申請できるのは強みかなと思います。
また、機内や空港でパスポートを広げなくてもいいので、セキュリティ上安心かなぁと思います。
オンライン申請のいまいちなところ
一方、オンライン申請のあまりよくないところは、
・紙の記入とあまり負担は変わらない
オンライン申請は、紙の申請同様、1人1申請必要です。
同行者とほとんど同じ内容でも、まとめて申請はできないですし、プルダウン選択が多くコピペできる部分が少ないので、オンライン申請でも大きな時間短縮にはなりません。
オンライン申請すると便利そうな場合
オンライン申請すると便利そうなのは、こんな時。
・前回オンライン申請時のデータを保存しているとき
・小さなお子様やサポートする人がいるとき
・機内・空港混雑しそうなとき
・飛行機の揺れが多くなりそうなとき
入国カードを書く時間やスペースが確保しにくかったり、書いても読み取りにくい字になってしまう可能性がある場合は、オンライン申請しておくと、スムーズに渡航できると思います。
まとめ
台湾渡航時のオンライン入国申請方法でした。
渡航前に前もって申請しておけるのが強みです。
たいてい飛行機内で入国カードが配られますが、ペンがないと結局審査場前で記入することに。
長期休暇や年末年始などの繁忙期や、到着便が多い時間帯には、入国審査が混み合うので、オンライン申請しておくと、時間短縮になって安心かなと思います。
ただ、紙の方が記載内容が少ないので、時間に余裕がある人は紙申請でもいいのかなと思いました。
コメント