JALマイルの特典航空券でルール変更のニュース。
改悪、といってしまうと、かわいそうな気がしますが、利用者にとっては残念なニュースです。
2022年5月1日から国内線特典航空券の必要マイル数が増えます。
といっても、全ての空港ではありません。
羽田・成田・伊丹・関空・那覇発着便なら4月末までの発券を!
2022年5月発券分からのJALの国内線特典航空券に必要なマイル数の変更についてです。
2月10日に発表された、2023年4月12日搭乗分からの大変更については、こちらの記事にまとめています。
2022年5月1日発券分から特典航空券の必要マイル数アップ。羽田・成田・伊丹・関空・那覇発着が対象
JALの国内線航空券のページに、追加マイル数の変更のお知らせが。
2022年5月1日発券分からのJALの国内線特典航空券に必要なマイル数の変更についてです。
国内線旅客施設利用料(PFC)の料金変更に伴い、羽田、成田、伊丹、関空、那覇発着の特典航空券を発券する場合の追加マイルが増加します。
国内線旅客施設利用料(PFC)とは、空港のメンテナンスあてられる費用のこと。
先日PFCの値上がりのニュースがあって、航空券チケットの購入は、各社3月発券分から反映となっていました。
特典航空券は特に言及がなかったのですが、やっぱり合わせて値上がりですね。
致し方ないとはいえ、残念なニュースです。
どれくらい値上がりするんだろう
どれくらい追加マイルは増加する?
まずJALの国内線特典航空券の発券には、
- 区間マイル(空港間の距離で3段階設定)
- 追加マイル(PFCがかかる空港発着分のみ)
を合計したマイルが必要です。
この「追加マイル」分が、今回一部空港で増加ということになります。
国内線旅客施設使用料(PFC)は、空港によって設定料金が異なるので、利用する空港によって追加マイルも異なります。
ちなみに、JALの場合は、PFC1円=1マイルという換算になっています。
利用する空港によって、変更による影響は変わる
PFCを設定していない空港や追加マイルの変更がない空港発着の特典航空券の発券なら、無風。
ルール変更前後で追加マイルは変わりません。
が、PFCを設定している空港で、追加マイルの変更が発生する空港発着の特典航空券の場合は、影響を受けます。
ということで、影響を受けるのは、羽田・成田・伊丹・関空・那覇発着の特典航空券ですね。
変更内容はこちら。
空港名 | 4月末までに予約する場合 | 5月以降に予約する場合 |
---|---|---|
羽田 | 290マイル | 370マイル +80マイル |
成田 | 290マイル | 370マイル +80マイル |
伊丹 | 260マイル | 340マイル +80マイル |
関空 | 260マイル | 340マイル +80マイル |
那覇 | 120マイル | 240マイル +120マイル |
各空港で80マイル~120マイル増えます。
ただし、このマイル支払いは、2023年4月11日搭乗分まで
2023年4月12日搭乗分からは、クレジットカードでの支払いに変更になります。
変更差分は少なくても、発券枚数が増えると痛手
チケット1枚だけとか、1人分だけだと大したことはないです。
が、追加マイルは出発・到着のそれぞれで徴収されるので、対象空港の特典航空券の発券数が増えるほど、また、対象空港を利用するほど加算されていきます。
例えば、羽田←→那覇往復の特典航空券の発券に必要なマイルを比べて見ると、こんな感じ。
1人分で400マイル増えます。
区分 | 追加マイル変更前 | 追加マイル変更後 |
---|---|---|
B区間2区間分 | 15,000マイル | 15,000マイル |
羽田出発 | 290マイル | 370マイル |
那覇到着 | 120マイル | 240マイル |
那覇出発 | 120マイル | 240マイル |
羽田到着 | 290マイル | 370マイル |
合計 | 15,820マイル | 16,220マイル |
これを家族4人分発券するとなると、1,600マイル増えます。
結構大きいですね。
ということで、追加マイルが変更になる前の予約がおすすめです
4月末までの予約がおすすめ。5月以降に変更しても追加徴収なし
この追加マイルの増加は、2022年5月1日の発券分から。
なので、特典航空券を発券する予定があるなら、4月末までの予約がおすすめです。
追加マイルが少なくて済みます。
「まだ明確な予定決まっていないから予約しようがない」という人も、特典航空券を予約しようかなと思っている場合は、仮でも抑えておくのがおすすめ。
というのも、2022年4月30日までに予約してしまえば、5月以降に予約変更した場合でも新規予約ならかかるマイルの追加徴収がないから。
特典航空券の予約変更は、元の予約便の出発まで&変更したい便の出発前日までできるので、自由度も高いです。
まとめ
JALの国内線特典航空券の必要マイル数の変更についてでした。
残念ながら、利用者に対しては改悪。
元々の料金が上がっているので致し方ないです。
ちょっとでもマイル数を節約して特典航空券を発券したいなら、4月まつまでに発券を。
5月以降に予約変更しても、追加マイルなしでOKです。
羽田・那覇発着の便をチケット購入する場合は、2月中の購入がおすすめです。
また、JALが2月10日に発表した、2023年4月12日搭乗分からの国内線特典航空券のルール変更についてはこちらの記事にまとめています。
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