ダイナースカードの特典改悪のニュースが飛び込んできました。
しかも今回変更があるのは、旅行の際に使える特典です。
年会費が高いのにサービス悪くなるの・・・?
ANAダイナース解約しようかなぁ
2021年4月1日から適用されたダイナースカードのトラベル特典の変更点について調べてみました。
2021年4月からトラベル特典の内容が改悪。
2021年4月から、ダイナースが提供しているトラベル特典の一部に制限が追加または、提供終了となりました。
対象となるのは、ダイナースブランドのカードすべて。
・ダイナースクラブカード(ダイナース)
・ダイナースプレミアムカード(ダイナースプレミアム)
・航空会社提携のダイナースブランドのカード
トラベル特典はダイナースカードに提供されている特典なので、航空会社提携のカードである、
- ANAダイナース
- JALダイナース
なども対象です。
トラベル特典の変更内容
ダイナースカードとダイナースプレミアムカードで提供される優待内容が異なるので、変更内容も異なります。
ざっくり、変更内容は以下の通り。
- 海外旅行中に使える特典が回数制限 or 提供終了
- ダイナースプレミアムデスクで予約した場合の特典が提供終了
- プライオリティパスの自動更新が終了
- ダイナース会員のみゴルフ場の割引が提供終了
今回のトラベル特典の変更の中で1番影響が大きいのは、海外旅行で使える特典の変更だと思います。
それでは、各特典の変更内容の詳細についてです。
海外旅行で使える特典は制限。ハワイで使える特典が大幅改悪
海外旅行で使える特典は、ダイナーストラベルデスクを通さず海外旅行を手配した場合でも利用可能な特典です。
この海外旅行で利用できる特典が変更になりました。
特にハワイで利用できる特典が大幅に改悪となっています。
特典の内容 | ダイナース 変更前 → 変更後 | ダイナースプレミアム 変更前 → 変更後 |
---|---|---|
海外空港ラウンジの利用 | 利用回数制限なし → 年10回まで | 利用回数制限なし → 変更なし |
海外旅行手荷物無料宅配 【成田・羽田・関空・中部】 | 帰国時に1個・回数制限なし → 帰国時1個・年2個まで | 往復各1回・回数制限なし → 往復各1回・年2個まで |
ハワイ LeaLeaトロリー | 1週間券7路線 → 本人のみ無料・1日券1路線・年2回まで | 本人と同伴者1名無料・1週間券7路線 → 本人と同伴者1名無料・1日券1路線・年2回まで |
ハワイ空港ラウンジ | 会員本人のみ利用可能 → 提供終了 | 会員1名につき同伴者4名まで利用可能 → 提供終了 |
これまでハワイでの特典を利用したことがないので、私自身はそれほど困ることはないですが、ハワイ好きでトロリーを活用していた方には影響が大きいと思います。
手荷物の無料宅配は制限が増えたのは残念ですが、アメックスでも提供しているサービスなのでそこまで痛手ではありません。
個人的に1番嫌な変更点は、海外空港ラウンジの利用で回数制限が入ったこと。
元々ANAダイナースを持つようになった要因だからです。
ダイナース特典で入れる海外ラウンジはカード本人しか利用できないという欠点はあるものの、1人旅や航空会社のラウンジが混雑していた時の逃げ道として便利な特典でした。
最近は家族や同行者と一緒に航空会社ラウンジを使っていたので、ダイナース特典でのラウンジ利用頻度も少くなってました。
なので、年10回であれば許容できますが、これ以上少なくなるとANAダイナースは解約かなと思います。
ダイナーストラベルデスク利用時の特典は軒並み提供終了
ダイナースのトラベルデスクで、50万円以上の海外パッケージツアーや海外航空券の購入した場合のみ受けられる特典があります。
この特典が2021年4月1日からすべて提供終了になりました。
特典の内容 | ダイナース 変更前 → 変更後 | ダイナースプレミアム 変更前 → 変更後 |
---|---|---|
海外旅行空港タクシー送迎サービス 【成田・羽田・関空・中部】 | 片道無料 → 提供終了 | 片道無料 → 提供終了 |
空港前泊サービス 【成田・関空】 | 1泊無料 → 提供終了 | 1泊無料 → 提供終了 |
空港パーキングサービス 【成田・羽田】 | 旅行期間中無料 → 提供終了 | 旅行期間中無料 → 提供終了 |
海外旅行空港特急列車サービス 【成田・関空】 | JR or 私鉄特急列車を指定区間内の2区間分無料 → 提供終了 | JR or 私鉄特急列車を指定区間内の4区間分無料 → 提供終了 |
正直あまりダイナースのトラベルデスクを使う人がいなかったんじゃないかと推測します。
豪華でラグジュアリーな旅行商品が多いのですが、その分価格がかなり高いです。
ダイナーストラベルデスクをメインに使っていた人はともかく、他の手段で旅行を手配している人はそれほど困らないと思います。
プライオリティパスは2年間利用実績がないと更新されなくなる
ダイナースプレミアムカードにはプライオリティパス発行の特典がついていますが、2年間利用がない場合はには更新がされなくなります。
ダイナースカードには元からこの特典はついてないので、影響はダイナースプレミアム保持者のみです。
特典の内容 | ダイナース 変更前 → 変更後 | ダイナースプレミアム 変更前 → 変更後 |
---|---|---|
プライオリティパス | 提供なし → 変更なし | 自動継続 → 2年間未使用の場合更新なし、再申込は可能 |
さすがに、プライオリティパスだけのためにダイナースプレミアムを発行している人はいないと思います。
プライオリティパスが更新されなくても再申し込みはできるので、そこまで大きな痛手ではないと思います。
ゴルフ特典はダイナース会員のみ提供終了
ゴルフ場のプレー料金割引特典は、ダイナース会員のみ提供終了になります。
割引はなくなりますが、ダイナースを通してゴルフ場の予約は可能です。
ダイナースプレミアム会員は引き続き、割引が提供されます。
特典の内容 | ダイナース 変更前 → 変更後 | ダイナースプレミアム 変更前 → 変更後 |
---|---|---|
ゴルフ場優待 | プレー代金から5,000円割引 → 提供終了 | プレー代金から半額OFF → 変更なし |
なお、
・プライベートレッスン
・ゴルフ練習料金
・フィッティングサービス
の優待の利用は引き続き提供されています。
まとめ
今回変更になった点は、ハワイの特典を除いては、ほとんど使われていなかった特典を提供終了したり、差し支えない範囲で利用制限を加えているように見えます。
ハワイに行くのにダイナースの特典を利用していた方にはダメージかなと思います。
とはいえ、ただでさえ年会費が高いダイナース。
「改悪」というニュースが流れると利用者の印象はさらに悪くなります。
私自身ANAダイナースは毎年継続を悩んでいて、このまま改悪が続くようなら2021年中に解約かなぁと思っています。
正直、ダイナース60周年記念で、ダイナースカードの年会費無料にするくらいなら、継続利用者のために特典を維持できるようにしてほしいです。
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