羽田と那覇の国内線旅客施設使用料(PFC)って何?11月1日から南紀白浜空港発着便でも徴収開始 | 今日もどこかに旅したい

国内線旅客施設使用料(PFC)って何?11月1日から南紀白浜空港発着便でも徴収開始

旅行情報
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実は、飛行機に乗ると支払っている旅客施設利用料。

特定の空港を利用すると、チケット料金にプラスして支払っています。

国内線旅客施設使用料(PFC)って何だろう?というお話です。

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国内線旅客施設使用料(PFC)って何?

旅客施設利用料(PFC:Passenger Facility Charge)とは、空港のチェックインカウンターや保安検査場などの整備に利用することを目的として、空港の利用者から徴収している料金のこと。

PSFC(Passenfer Service Facility Charge)と呼ばれることもあります。

PFCは、空港の施設・設備を維持するために使われています。
最近だと、コロナの感染対策のための消毒や抗菌加工にも利用されています。

空港の利用者の中でもPFCを支払っているのは、飛行機に乗った人のみ。
飛行機のチケット1枚ごとにかかります。

PFCは、飛行機に乗る人が空港に直接支払っている訳ではなく、チケットの購入代金の中に旅客施設利用料が含まれていて、航空会社や旅行会社が代理で空港に払ってくれています。

なので、航空券を買ったら、気づいていないうちに旅客施設利用料を支払っているという感じですね。

旅客施設利用料の徴収による負担はどれくらい?

国内線の旅客施設利用料はどれくらいかかるのかというと、まずチケット1枚について出発と到着の空港両方で発生します。

なので、飛行機に乗ったら、

  • 出発空港の旅客施設利用料
  • 到着空港の旅客施設利用料

を合算して徴収されます。

乗り継ぎの場合は、

  • 出発空港の旅客施設利用料
  • 乗り継ぎ空港の旅客施設利用料(到着分)
  • 乗り継ぎ空港の旅客施設利用料(出発分)
  • 到着空港の旅客施設利用料

と、乗り継ぎ空港の到着・出発分も加算されます。

また、旅客施設利用料は、空港ごと、徴収対象の人(大人・小人)で料金が異なります。

旅客施設利用料を徴収していない空港もあるので、その場合は加算なしです。

いくらぐらいかかってるんだろう?

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空港に料金が異なる。各空港の国内線旅客施設利用料は?

各空港の国内線旅客施設利用料は、こちら。

だいたい小人料金は、大人料金の半額で設定されています。
国際線は、別の料金体系です。

空港名大人(12歳以上)小人(満3歳以上12歳未満)
新千歳370円180円
仙台290円150円
成田450円220円
羽田370円180円
静岡140円70円
中部440円220円
伊丹340円170円
関西440円220円
南紀白浜
※2023年11月1日から
260円130円
北九州100円50円
福岡110円50円
熊本200円100円
那覇240円120円
各空港の空港の旅客施設利用料

私がよく使うのはセントレア。

実は国内空港の中でも、セントレアって旅客施設利用料が高いんですよね。

具体例で計算してみると、例えば、大人1人がセントレアー那覇の飛行機に乗ったら、

・出発のセントレアの旅客施設利用料 440円
・到着の那覇の旅客施設利用料 240円

で、旅客施設利用料が合計660円がかかります。

また、大人1人がセントレアー那覇ー羽田の飛行機に乗ったら、

・出発のセントレアの旅客施設利用料 440円
・乗り継ぎ・到着の那覇の旅客施設利用料 240円
・乗り継ぎ・出発の那覇の旅客施設利用料 240円
・到着の羽田の旅客施設利用料 370円

と、合計で1,290円かかります。

片道&直行便のチケット1人分ならたいしたことないですが、往復するならそれなり。

乗り継ぎ便で複数人分発券する場合だと費用がかさんできますね。

なので、この料金が値上げになると地味にダメージになります。

空港を整備するためのものなので致し方ないのですが。。

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最近は、新規徴収開始・値上がり傾向。値上がり適用前の猶予期間がある。

最近は、テロ対策やコロナ対策に加え、原材料費の高騰を受け、PFCを新規徴収開始したり、設定額が値上がり傾向にあります。

値上がりになる場合は、すぐに値上げ後の料金が適用になるわけではなく、
「●月●日以降発券分から適用」「▲月▲日以降の搭乗分から適用」というように、すこしPFCの移行期間が設けられています。

この移行期間中は、値上がり前のPFCでチケットを購入することができます。

ということで、PFCの値上がりニュースが出てしまった場合は、対象の空港の飛行機に乗る予定があるなら、早めの予約・購入がおすすめです。

2023年11月1日から南紀白浜空港でPFC徴収開始

新たに、PFCの徴収開始のアナウンスがありました。
対象は、「南紀白浜空港」。

徴収額は、

  • 大人:260円
  • 小人:130円

が設定されます。

南紀白浜空港に行く予定がある人は、徴収対象チケットに要注意

南紀白浜空港を発着する便のチケットのうち、PFCが徴収されるようになるチケットは、

  • 2023年11月1日(水)以降に新規購した航空券
  • 2023年10月31日(火)までに購入し、全区間未使用のまま11月1日以降に変更手続きを行った航空券

ということで、

  • 2023年10月31日までの搭乗:PFCは徴収なし
  • 2023年11月1日以降の搭乗:2023年10月31日までに購入し、予約変更を行わなければ、PFCの徴収なし

で搭乗することができます。

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まとめ

国内線旅客施設使用料(PFC)についてでした。

チケット数や人数が多かったり、乗り継ぎが多い便だと地味に響いてくる旅客施設利用料。

ちなみに、JALの特典航空券も必要マイル数の増加が発表されています。

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