旅する人を応援するシリーズ。
今回は、「空港の搭乗サポートサービス」について。
年齢・病気・ケガ・障害などで、様々な理由で
1人で搭乗するのが難しい方をサポートしてくれるサービスです。
空港内の移動や階段の上り下りに不安があって飛行機にちゃんと乗れるか心配、という方にも安心して飛行機を利用してもらえればと思います。
空港の搭乗サポートサービスの内容についてです。
空港の搭乗サポートサービスとは?
「空港の搭乗サポートサービス」とは、空港や航空会社のスタッフの方が、空港内の移動・飛行機の搭乗を補助してくれるサービス。
1人で移動が難しかったり、特別な配慮が必要な人向けのサービスで、事前の申し出に合わせて、 飛行機に搭乗する際、空港の設備・ルール上、同行者だけで対応が難しいところをサポートしてもらえます。
我が家も、家族旅行ではお世話になっています。
いつもありがとうございます。
利用できる人は?原則サポートが必要な人本人+同行者1名
「空港の搭乗サポートサービス」を利用できる人は、
- 身体が不自由な方
- ご高齢の方
- ケガや病気の方
- 妊娠中の方
- 小さなお子様連れの方
- お子様のみ
サポートが必要な人本人と、介助者として原則同行者1名が利用できます。
一緒に飛行機に乗る人数が多い場合は、2名とその他の人達に分かれる必要があります。
ただし、3人グループの場合など、現場の判断で同行者複数が受けられる場合もあるので、スタッフ野方の指示に従ってください。
利用できる空港・航空会社・路線は?特に制限なし
「空港の搭乗サポートサービス」は、利用できる空港・航空会社・路線は、特に制限はありません。
国内線・国際線どちらでも利用できますし、日本国外でも利用することができます。
空港設備やスタッフの体制上、対応が難しい空港・航空会社もある可能性がありますが、ありがたいことに、今のところサポート不可だったことはないです。
今まで利用した例だと、
- 国内空港:セントレア、小牧、羽田、新千歳、那覇、女満別、隠岐、福岡、長崎、大分、宮崎、熊本、鹿児島、奄美大島、石垣、宮古
- 海外空港:タイ、ベトナム、バンクーバー、シンガポール、ドバイ、台北・桃園、香港、フィンランドなど
- 日系航空会社:JAL、ANA、ソラシドエア、IBEX、FDA、スカイマーク
- 外資系航空会社:タイ航空、ベトナム航空、シンガポール航空、キャセイ、チャイナエアライン、エアカナダ、フィンエアーなど
と各地でお世話になりました。
いつもありがとうございます
空港の搭乗サポートサービスでは、どんなサポートを受けられる?
空港の搭乗サポートサービスを申し込むと、事前の申し出に合わせて、飛行機の搭乗前から降機後まで空港で必要なサポートをしてもらえます。
空港の搭乗サポートサービスで受けられるサポート内容の例には、
- 車いす・ベビーカーの貸し出し
- 空席状況に合わせて、移動しやすい座席への振替案内★
- 空港内での移動サポート(車いす・ベビーカーのプッシュ、サポートカーへの案内)
- 優先搭乗★
- 搭乗ゲートから機内への移動・搭乗サポート
- 預け荷物を優先返却★
- 到着後の移動サポート
- 乗り継ぎ時の移動サポート
などがあります。
それぞれ人によって困っている内容が違うので、各人でサポート内容が変わるのですが、★印はだいたい共通しているサポートです。
なんとなく、文字だけで分かるものが多いですが、利用したことがあるサポートを紹介しますね。
レンタルした車いす・ベビーカーは、チェックインカウンター~飛行機入り口まで利用できる
チェックインカウンターで、車いす・ベビーカーを借りることができます。
空港内は広いので、普段、車いす・ベビーカーを使っていない場合でも、歩けるか不安な場合はレンタルすると安心です。
搭乗ゲートから飛行機の入り口までを移動する場合や、車いすの自走や同行者で車いすやベビーカーを押すのが難しい場合は、スタッフの方に手伝っていただくこともできます。
出発空港で借りた車いす・ベビーカーの場合、搭乗ゲートから機内入り口まで利用することができます。
大きな空港では、サポートカーで案内していただく場合もあります。
飛行機入り口までの階段を上れない場合は、昇降機で移動
空港ビルと飛行機の入り口がつながっている場合は、スロープなので段差はないですが、空港ビルから離れた場所に止まっている飛行機に乗る場合は、階段を上って搭乗することが多いです。
いわゆる「沖止め」ですね。
海外の空港や国内の小さい空港だと多いパターンです。
階段には手すりはありますが、小さいものだと5段くらい、大きいものだと20~30段ぐらいはステップがあります。
階段を上るのが難しい方はどうするかというと、機内食や機内備品を飛行機内に運ぶ昇降機に乗せてもらって、飛行機に乗り降りします。
昇降機を利用すると、直接飛行機の出入り口まで移動できるので、身体への負担が少ないと思います。
歩行能力にあわせて、スタッフの方と相談しましょう
飛行機には1番最初に乗って、1番最後に降りる
飛行機の搭乗は、だいたい1番最初・降機は1番最後になります。
一般の方と一緒だと人の流れに飲まれてしまう可能性があるので、安全に動けるタイミングで乗り降りの案内があります。
到着空港で車いす・ベビーカーのレンタルをお願いしている場合は、準備ができるまで機内で待機します。
車いす・ベビーカーの準備が整ったらCAさんが声をかけてくれるので、身の回りを整理しつつ忘れ物の確認をしましょう。
身の回りのサポート、機内での補助は対象外
空港内の移動・飛行機の搭乗に関するサポートなので、当然ながら身の回りのサポートは、同行の介助者の対応範囲です。
例えば、トイレへの車いすでの移動はお手伝いの範囲内ですが、トイレの介助は範囲外であることが多いです。
また、機内での補助は基本的に同行者の方が対応することになります。
食事の補助や薬の管理、荷物の整理などは、同行者がサポートしてください。
荷物棚への手荷物の収納など、客室乗務員の方が可能な範囲でお手伝いしてくださることもあるので、困ったことがあったら相談してみるといいかなと思います。
まとめ
空港の搭乗サポートの内容についてでした。
足が不自由な家族が一緒のフライトでは、いつもお世話になっています。
空港・航空会社のスタッフの方のおかげで、飛行機にも安心して乗ることができます。
ただし、事前に申し込みが必要なサービスです。
利用方法については、こちら。
それでは、よい旅を。
ご自分の体調・体力と相談して、ケガのないよう旅してくださいね。
コメント