昨年台風で断念した高千穂をリベンジ!ということで、高千穂~阿蘇のドライブ旅を計画。
高千穂峡は混み合うので午前中から回った方がよさそう、ということで、熊本空港から高千穂1泊、阿蘇で1泊、間に黒川温泉のお隣の飛瀬温泉で1泊の3泊4日で旅してきました。
阿蘇では、亀の井ホテル 阿蘇に宿泊。
足が悪い母が大浴場に入れるか不安だったので、バリアフリールームを予約しました。
部屋のお風呂には、つり上げ式のリフトがついていたので、介助があれば車いすユーザーも利用できると思います
(ちなみに、大浴場にお風呂用の車いすがあったので、お部屋のお風呂は使っていないです。)
亀の井ホテル 阿蘇のバリアフリールームのお部屋レポです。
亀の井ホテル 阿蘇のバリアフリールーム
2023年5月に亀の井ホテル 阿蘇で、バリアフリールームの部屋に泊まってきました。
2023年5月に、高千穂~阿蘇旅で亀の井ホテル 阿蘇に泊まってきました。
亀の井ホテル 阿蘇は、旧かんぽの宿の流れを組むホテル。
・1泊は阿蘇エリアで泊まりたい!
ということで、阿蘇エリアでホテルを探していたところ、亀の井ホテルがあるのを発見!
「バリアフリー設備が整っているだろう」、ということで亀の井ホテル 阿蘇を選びました。
最初は、通常タイプの和洋室で予約していたのですが、出発までにバリアフリールームに空きが出たので、部屋を切り替えました。
バリアフリールームは、こんな感じのお部屋。
- 38㎡の和洋室。眺望はマウンテンビューでバルコニーはなし
- 定員 3名まで
- 介護ベッド2台+布団1組
- 施錠式。カギタイプのルームキー
- 天井走行リフト付のお風呂
バス・トイレは一体型、洗面所は独立 - お水は、各階設置のウォーターサーバーで給水
今回は楽天トラベルから朝夕食付プランで3名1室で予約しました。
夕食も朝食も種類豊富なビュッフェでおいしかったです!
亀の井ホテル 阿蘇
公式Web:https://kamenoi-hotels.com/aso/
ルームキー
3階のお部屋でした。曲線の廊下に沿ってお部屋へ。
エレベーターに近い、ほぼフロア真ん中のお部屋です。
バリアフリールームは、入り口がスライド式のドアでわかりやすくなっていました。
他のお部屋をチラッと見た感じ、開閉式のドアでした
スライドドアを最大限開けると、開いたままの状態でドアが止まるので便利です。
入り口は、ギリギリ車いすが通れる開き幅。
介助者が一緒の場合は、自走せず車いすを押してあげた方が安全です。
ルームキーは昔ながらのアナログカギタイプ。
亀の井ホテルのホテルキーがついています。
部屋入り口の差し込み口にキーホルダー部分を差し込むと、部屋内の電気がつきます。
カードキーが多い中、このタイプの差し込み、久しぶりに見ました
部屋からの眺望
まずは、部屋からの眺望をチェック。
お部屋に入ったときはカーテンが引いてありました。
が、それもそのはず、かなり光が差し込むのでまぶしいんですね。
あと、外のお庭から見えるからかもしれません。
割と目がチカチカするレベルで日当たり良好
カーテンを開けると、芝生からのマウンテンビュー。
芝生は、亀の井ホテルの敷地でパークゴルフしている大人グループやボール遊び、ラジコン遊びしている家族連れが見えました。
そして、遠くに見えている山は、阿蘇ですね。
ホテル内には見える山の案内板もありました。
バルコニーはなく、開放感がある景色。窓によると、かなり視界が開けます。
写真をいくつかつなげたので、つなぎ目がいびつになってしまいましたが、このパノラマ感。
先ほどのパネルと見比べると右手に高岳と中岳、烏帽子岳が見えていたようです。
左手に見えている建物は、夕食・朝食の会場になっているレストラン「はなしのぶ」ですね。
レストランからも客室からとほぼ同じ風景が見えます。
1Fから芝生エリアに出ることができるので、広い空を感じられます。
ちなみに、夜はこんな感じ。
室内からの撮影なのと、ちょっと雲が出てきたせいかあまり星が写らなかったのですが、街灯がないので、天気がいい日なら芝生エリアから星空観察を楽しめそうです。
部屋のレイアウト
さて、いよいよお部屋の中をチェック。
ざっくりレイアウトは、
・洋室のメインルーム
・小上がりの和室のリビング&お布団ルーム
がくっついた和洋室。
水周りは1ヵ所にまとまっていますが、バス・トイレはセパレート。
コンセントのほか、USB給電もあるので、電源は潤沢です。
バリアフリールームは、和洋室のツインルームも同じような作りになっていると思います
洋室
メインの洋室から見ていきましょう。
ベッドスペース
まずは、ベッドスペース。
介護用の電動アシストベッドが2台置かれています。
大体シングルよりは広め、セミダブルよりは狭めの幅くらいの感じでしょうか。
枕元には、ベッドの角度を変えられるコントローラーがあります。
転落防止柵も、ベッド2台分用意があります。
上からはめるタイプの柵ですね。
必要に応じて付け外しできので、安心です。
枕元の電源もバッチリ。
ベッドの間にあるサイドテーブルにコンセントとUSB給電と両側に1口ずつ揃っています。
アナログタイプの鍵だったので、電源設備が新しくて驚きました。
しかも、USBのマルチケーブルもお部屋に常備されていました
専用巾着の中に入れて和室に置かれていました。
タイプB・タイプC、LithtningとAndroid、iPhone、モバイルバッテリーなどなど充電できます。
充電する機器の充電口の場所によっては、同時接続できないですが、あるだけでありがたい。。
ドレッサースペース
窓際にはドレッサースペース。
電源があるので、お仕事用の机代わりにもいいかもしれません。
母はここで充電しながら、タブレットを使っていました。
ドライヤー
ドライヤーは、Panasonicのコンパクトなドライヤー。
やや古めタイプですが、問題なく使えます。
和室
今度は和室へ。
一段上がって、小上がりの和室があります。
そのまま上がれないほどの高さではないのですが、やや高めなので、ステップが付いています。
TVは和室にのみ設置されています。
巨大画面ではないですが、一応ベッドの上からでも見えるぐらいの画面の大きさ。
ローテーブルの上には、お茶セット。
湯飲みとティーバッグがはいっていました。
そして和室は3人目の人のお布団スペースでもあるので、お布団セットも置かれています。
和室にも電源があるので、布団ユーザーも電源確保は大丈夫。
お布団の奥の、ちょっとしたスペースは、PC作業するのにちょうどよかったようです。
父が和室で寝ていたのですが、朝起きたらここで作業していました
お風呂
和室の小上がりから降りて、水周りへ。
スライドドアを開けると、お風呂とトイレがまとまっています。
車いすで利用できるよう、かなり広くスペースが取られています。
お風呂
お風呂は、洗い場はなく、トイレとの間にカーテンで仕切りがあります
介護用のシャワーチェアやお風呂おけもあります。
床に広めに排水溝が取られているので、ユニットバスより水ハネしても水浸しにはなりにくそうです。
体制を変えやすいようにか、バスの縁が広く取られているので、バスタブ部分がやや小さめのお風呂。
可動式のシャワーと蛇口が付いています。
うれしい温度調節しやすい&切り替えも簡単なタイプでした。
お風呂の段差・手すり
当然ながら、部屋からお風呂までは、段差なし。
あと手すりがしっかり壁側全体についています。
また、天井に走行リフトがついていました。
使い方が分からなかったのと、大浴場に専用車いすがあったので、母と大浴場に行ったので、結局部屋のお風呂は使いませんでした。
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープは、DHCのシリーズ。
大浴場にも同じシリーズがありました。
大浴場には他のブランドの物が置かれている洗い台も
トイレ
TOTOのウォシュレット付のトイレ。
ウォシュレットのコントローラは壁に取り付けがあります。
緊急時用のベルも付いていました。
便座の周りに広く空間が取られているのと、両サイドに頑丈な手すりがあるので、車いすユーザーや足が悪い方でも使いやすいと思います。
特に、母は右半身にマヒがあるので左利き。
左側にコントローラや流しがあるのは使いやすかったみたいです
洗面所
お風呂&トイレから出ると、向かい側に洗面所。
水周りは洗面所だけ独立しています。
洗面所はほぼ流し台の幅のみのコンパクトサイズ。
アメニティ
アメニティは、部屋常備のアイテムは少なめでハブラシくらい。
その他のアメニティは、フロント横にあるアメニティーバーから必要な分だけ持って行くスタイルでした。
アメニティーバーには、ヘアブラシやカミソリのほか、スキンケアセットもありました!
ティーコーナー
洗面所のお隣がティーコーナー。
湯飲みは和室のお茶セットの中に入っていたのですが、1番上の棚にはガラスのコップが入っていました。
2段目は、ウォーターボトルとケトル。
水道水も飲めるお水なのですが、冷たいお水は各階にあるウォーターサーバーから24時間・無料でくむことができます。
ウォーターボトルの飲み口側をひねると、上部が開いて給水できます。
ウォーターボトルは、棚の3段目に入っている冷蔵庫に立てた状態で入りました。
コンパクトサイズの冷蔵庫なので、ウォーターボトルを立てて冷蔵庫に入れてしまうと、ペットボトルは横にしないと入らないです。
クローゼット
クローゼットもあります。
扉がないオープンタイプのクローゼットで、館内着の浴衣の上に着る丹前はこちらに掛かってました。
スリッパはリユーザブルのスリッパ。
館内着
館内着は浴衣。
浴衣は部屋には置かれていなくて、フロント近くの棚から自分のサイズの浴衣を持ってきます。
薄緑とオリーブの浴衣で、男女同じ柄です。
館内設備は浴衣で利用OK。
帯と足袋靴下は、お部屋にあります。
和室にタオルと一緒に置かれています。
大浴場に行く場合は、このタオルを持って行く必要があります。
袋も一緒にあるので助かります。
部屋の備品
最後に、部屋の備品をざっと振り返り。
こんな感じでした。
△印は、部屋に常備はないけどホテル内にあるもの。
TV ○ | 電話 ○ | 空気清浄機 × | 金庫 ○ |
冷蔵庫 ○ | 電気ケトル ○ | ティーセット ○ | バリスタ × |
Wi-Fi ○ | コンセント ○ | USB給電ポート ○ | マルチ充電ケーブル ○ |
バスタブ ○ | 洗い場付浴室 × | 独立シャワールーム × | ウォシュレット ○ |
シャンプー ○ | コンディショナー ○ | ボディーソープ ○ | ドライヤー ○ |
ハブラシ ○ | ヘアブラシ △ | カミソリ △ | スキンケアセット △ |
ナイトウェア △ | スリッパ ○ | 消臭スプレー ○ | 洋服ブラシ ○ |
ハンガーラック ○ | 引き出し収納 × | 全身鏡 × | 卓上ミラー ○ |
必要な物はほぼ揃っているので、滞在中困らないと思います。
・上下セパレートのナイトウェアが欲しい人
・使い捨てスリッパ
が欲しい人は、自分で持って行きましょう。
まとめ
亀の井ホテル 阿蘇のバリアフリールームのお部屋レポでした。
眺めがよく、身体に障害がある方、高齢の方との旅行に使いやすい部屋だと思います。
ご飯もおいしいのでおすすめです。
レストランまでフラットなので、お部屋から車いすで移動OKです。
亀の井ホテル 阿蘇
公式Web:https://kamenoi-hotels.com/aso/
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