チャオプラヤーツーリストボートの路線や乗り方などについてです。
観光客向けのチャオプラヤーツーリストボート
バンコク市内を流れる巨大な川・チャオプラヤー川。
チャオプラヤー川には、ボートの運航会社・運航路線が複数あり、バス停からバスに乗るような感覚で、船着き場からボートに乗ることができるので、バンコク市民・観光客の足になっています。
中でも観光に便利なのが、チャオプラヤーリストボートです
チャオプラヤーツーリストボートは、他の路線と比べて少し値段が高い設定ですが、
- 観光に便利な船着き場を中心に運航。Blue Flagが目印
- 乗船券は、1回券と1デイパスがある
- 英語のアナウンスあり
- 船がきれい
と、外国人旅行者にも使いやすい路線になっています。
私も1デイパスを買って、チャオプラヤーリストボートに乗ってみました
船の上からならではの眺めが楽しめます。
チャオプラヤーツーリストボートの路線
チャオプラヤーツーリストボートの路線は、上流から
- Phra Arthit
- Prannok
- Tha Maharaj:ターマハラート最寄り
- Tha Chang:王宮、ワット プラケオ最寄り
- Tha Tien:ワット ポー最寄り ※現在工事中で停留なし
- Wat Arun:ワット アルン(暁の寺)最寄り
- Rajinee:MRT Sanam Choi駅[BL31]最寄り
- Ratchawongse:Wat Mangkon駅[BL29]最寄り
- ICONSIAM:ホテルボートの発着、BTS Chaoen Nakhon[G2]最寄り
- Sathorn :BTS Taksin駅[S6]最寄り
- Asiatique:アジアティーク市場最寄り
観光名所やBTS・MRTの駅が近い船着き場に停留します。
チャオプラヤー川には船着き場がこのほかにもありますが、ツーリストボードはスキップしていきます。
最初から最後まで乗ると、大体40分ほど。
英語のアナウンスを聞き逃しても、船着き場と観光スポットのガイドがあるので、どこの船着き場で降りればよいかわかりやすいです。
ツーリストボートの船は2階建て
ツーリストボートは2階建ての船。
窓が開いているオープンボートです。
1階部分は、乗船口からフラット。
雨が降っていても乗船OK。雨の時は、ビニールのロールカーテンが取り付けられます。
2階部分は、ルーフトップ。
乗船口から近くの階段を上ります。
屋根も窓もないので、眺めがよいです。
その分天気がよいときは日差しが強いので、日焼け対策必須です。
また、雨天時はびしょびしょに。
雨上がりには、スタッフさんがイスにたまった水を掃いてくれます。
1F席と2F席の眺望の違い
1F席と2F席だと、結構見える角度が違います。
例えば、暁の寺のワットアルン。
左が1Fのお寺よりの席から撮った写真、右が2Fのお寺と反対側の席から撮った写真です。
撮影している時のボートや座っている座席の位置が違うのですが、白い壁部分や赤い屋根の建物の位置が参考になるかなと思います。
やはり1F席からだと川から見上げるような角度になります。
このときは、雨よけカーテンが下ろされていたので、カーテンと窓の隙間からスマホを滑り込ませて撮影していました。
一方、2F席からだと、川沿いの地面と同じくらいか、少し高い視点から見るような角度になります。
遮るカーテンがないので撮影しやすいです。
チャオプラヤーツーリストボートの乗り方
チャオプラヤーツーリストボートの乗るには、
- チケットを買う
- 船着き場の待合席で待つ
- 案内が来たら乗り場に行く
- ボートが来たら、スタッフにチケットを見せて乗る
- 降りる停留所のアナウンスがあったら下船する
という流れ。
予約は不要で、チケットを買って来た船に乗るという感じです
チケットは、1回券と1DAY PASSがあります。
- 1回券:40THB
- 1DAY PASS:150THB。1日乗り放題券
どちらのチケットも、チャオプラヤーツーリストボートが発着する船着き場のチケット売り場で売っています。
複数人分まとめて購入OK。チケット売り場に行くのは、代表者のみでOKです。
乗船している人を見ていると、1回券を買っている人はいないようで、みなさん1DAY PASSを買っているようでした。
私達も1DAYPASSを購入しました
1DAY PASS
1DAY PASSを買うと、チケットとガイドブックをセットで渡されます。
レシート用紙部分がチケット。
なくさないようにか、ガイドブックとしっかりホチキス留めされています。
乗船に必要なのはチケットのみですが、1DAY PASSと一緒にもらったガイドが便利でした。
時刻表やルートマップや簡単な観光案内が載っています。
観光名所がイラストで書かれているのもありがたいです。
英語アナウンスが少し低音ボイスでちょっと聞き取りにくかったのですが、実際の風景とイラストとを見比べたりして、どのあたりにいるかチェックしていました。
チャオプラヤーツーリストボートの注意点
便利なチャオプラヤーツーリストボートですが、いくつか注意点もあります。
1DAYPASS購入者でも、乗りっぱなしで折り返し乗船できない場合がある
終点の船着場では、下船が必要な場合があります。
最上流のPhra Arthitに着いたときに、乗客は全員降りるよう、乗船スタッフにかなり強めに言われました
1DayPASSだと乗っていてもいいのかなと思ったのですが、ボートのメンテナンスの為か、乗客を降ろした後、すぐに折り返し便として出発せず、Phra Arthitのさらに上流に向けて出発していきました。
逆に、昼間時間帯の下流終点のSathornでは、下船は求められず、乗りっぱなしでOKでした。
代わりに、1DayPASSの携帯チェックはありました。
アジアティーク出発便はなし。到着便も、夕方以降の運航のみ
アジアティークに行く場合に注意なのが、
- ツーリストボートは、アジアティークからは出発していない
上流からの到着のみあり - 上流からの到着便も、夕方以降運航のみ
朝~昼間は、運航なし。Sathornが下流の始発・終点船着き場になる
となっています。
昼間に最上流のPhra Arthitからアジアティークにツーリストボートで行こうと思っていたのですが、手前のSathornでUターンしてしたところで、アジアティークに行かないことに気づきました
車いすやベビーカーで乗れる?
車いすやベビーカーで乗れるかというと、少し難しいです。
船着き場によってはスロープが急なのと、ボートと乗り場の間に多少隙間があります。
船着き場によって大きさや設備はバラバラなのですが、大まかな構造は、
(陸)受付・待合 → スロープ → 乗り場(川)となっています。
スロープが長くとられている船着き場は比較的角度が緩いのですが、短いところはかなりきつくなります。
母は手すりを使って、後ろから父が身体を支えるようにして上り降りしました
また、ボートと乗り場の間には、多少隙間があります。
1番狭いところで15cmほどかと思います。
ツーリストボードは段差がなく、乗り場との高さの差が少ないので、補助があれば車いす・ベビーカーのまま乗れる可能性はあります。
着岸中は航行中よりもボートは揺れを感じやすいので、十分にご注意を。
また、2階席へ上がるエレベーターはないので、1階席のみの着席となります。
まとめ
チャオプラヤーツーリストボートの路線や乗り方などについてでした。
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